2019年12月9日、アフタヌーンティー・ティールーム 丸の内新丸ビルにて、12月の特別企画、「林檎づくしのティーペアリングワークショップ」が開催されました。

青森県りんご対策協議会様から、おすすめの旬のりんごを3種、ご紹介いただきました。「王林、サンふじ、ジョナゴールド」。TEAワークショップでは、それぞれの味わいを生かしたティーアレンジをデモンストレーションでご紹介し、試飲していただきます。どのりんごも大ぶりで存在感があります。

いつものように、ワークショップのテーマと全体の流れをお伝えした後に、店長より挨拶させていただきます。

まずは3種のりんごの食べ比べを。皮ごといただけて、ほぼ丸ごと食べられる切り分け方、「スターカット」で、りんごの断面をご覧いただきました。りんご1個を横にして円形にスライスすると、芯が星形に見えることから、その名が付けられたとか。蜜が入っている箇所はジューシー感が際立ちます。3種のりんごをご試食いただいて、好みのMy Bestを見つけていただきました。

この後、りんごの味わいを活かしたティーアレンジを順番に紹介していきます。

「王林」は、やさしい甘みと香りを持ち、乳製品とも相性が良いことから、紅茶と一緒に蒸らしてミルクティーに!シャキシャキとした歯ごたえで、酸味、甘みともにバランスの取れた「サンふじ」は、ストレートティーでアレンジします。ほど良い酸味でさっぱりとした味わいの「ジョナゴールド」はアイスティーで。ちょうどクリスマス間近ということもあり、パーティなどにおすすめのスパークリングティーパンチを!

それでは、「王林」のミルクティーアレンジから・・・

少し厚めにカットした皮つきの「王林」を、温めたガラスのピッチャーに入れ熱湯を注ぎます。その中に「アッサム」のティーバッグを入れて、小皿などでふたをして蒸らします。ティーバッグを取り出したら大きめのスプーンの背で、いちょう切りにした「王林」を押し潰すようにして果汁を紅茶に移していきます。

きび砂糖を加えてよく混ぜ、牛乳を注いで出来上がりです。ミルクティーに馴染む果実感たっぷりのやわらかな甘みに、皆さん「うんうん」と頷きながら試飲されていました。

次は、薄めのいちょう切りにしてハチミツでマリネした「サンふじ」を、ストレートティーで味わってみます。季節の紅茶「ダブルアップルティー」を、美味しい淹れ方のテキストに沿ってデモンストレーションします。

りんごをハチミツでマリネすると、りんごの蜜が出てくるので、蜜も一緒にグラスに入れて、その上から熱々の紅茶を注ぎます。りんごを食べながら試飲していただきます。2種類のりんごが香る「ダブルアップルティー」との調和。こちらも美味しくお飲みいただきました。

最後のアレンジは、「リキッドティー アールグレイ」にソーダを加えたスパークリングティーパンチのご紹介です。リキッドティーに、シナモン・カルダモンを加えて2~3時間おきます。ガムシロップなどで甘みを付け、レモン果汁を少し加えてソーダを注ぎます。「ジョナゴールド」、キウイ、オレンジをハチミツでマリネしグラスに彩りよく盛って、その上からソーダで割ったスパイシーな「リキッドティー アールグレイ」を注ぎます。レッドカラントなど、赤い実をトッピングすると、クリスマス感がよりUPしますね。
ほどよく効いたスパイスと、すっきりとしたレモンの風味が爽やか。フルーツを頬ばりながら味わうスパークリングティーパンチ。
リキッドティーなら、手軽に作れて楽しめるのでおすすめです。

3種のりんごのティーペアリングをお楽しみいただいた後は、いよいよティータイムに。はじめにクリスマス限定メニューのご試食まで、「海老とほうれん草のビスクソースドリア」をサーブします。召し上がっていただいた後は、「林檎とアールグレイカスタードのミルフィーユ」(ハーフサイズ)に、「ホワイトチョコとベリーのスフレ」(ハーフサイズ)の盛り合わせが登場。人数分の「アールグレイ」を目の前で淹れて、お楽しみいただきました。

ワークショップも終盤に差し掛かり、旬の青森県産りんごを「お一人1種類ずつ計3個、お土産にお持ち帰りいただきます。」とお伝えすると、皆さまから歓声が上がり、「自宅でも旬の味を堪能します!」、「今日のアレンジ、トライしてみます!」と笑顔でお言葉をいただきました。りんごと紅茶の相性を存分にお楽しみいただき、ありがとうございました。

りんごを真ん中に、ゆったりとティータイムをお過ごしいただきました。林檎づくしのティーペアリング体験、いかがでしたでしょうか。今後も様々な企画で、TEAワークショップを開催してまいります。

どうぞお楽しみに!

協力 一般社団法人青森県りんご対策協議会