2019年11月7日、アフタヌーンティー・ティールーム たまプラーザ テラスにて、ティーフェス期間(10/17~11/13)の特別企画 「秋を彩るTEAワークショップ」より、 「ミスミノリコさんの刺繍をしながらティータイム」が開催されました。

窓際にセットしたテーブルに、ワークショップで使う道具や刺繍糸を、ミスミさん自らセッティングされ、一緒にレイアウトを整えながらお客様をお迎えします。このワークショップではティールームで、ティーポットをサーブする時に使用しているキルティングのティーマットに、刺繍と飾りつけでアレンジしたオリジナルのティーマットをお作りいただきます。

さあ、いよいよスタート。はじめにワークショップ全体の流れをご案内し、ディスプレイデザイナーで暮らしの装飾家としてもご活躍のミスミノリコさんをご紹介。ミスミさんご自身からも、ご在住の山形県でオープンされたばかりのお店「manoma」のご紹介も交えながらご挨拶いただきました。和やかな笑顔で、気さくなお人柄がうかがえます。

ミスミさんのお裁縫箱は温かみがあってカラフル!楽しさが詰まっています。お作りいただくティーマットは、ポットを載せる部分を囲むようにステッチして、角にポンポンをあしらいます。グラデーションになった刺繍糸もご用意いただきました。そして、テーブルに置かれたフォーク、いったい何に使うのでしょう?展開にワクワクします。

まず、ステッチをほどこす線を、ティーマットに丸い型を載せて描きます。ミスミさんよりお手本を見せていただき、続いて皆さんが実践。線の上にほどこすステッチは、波縫いかチェーン、どちらかを選びます。刺繍糸を何本取りにするかによって、ステッチの太さも変わることと、糸が撚れていると綺麗に仕上がらないため、はじめのちょっとした確認や準備が大切であることなど、ミスミさんよりお話が続きます。

ご用意いただいた練習用のグレーの端切れで、ステッチの練習がはじまりました。普段から刺繍されて慣れている方はサクサクと進みます。久々にチャレンジする方も、楽しんで手元を動かしていらっしゃり、ミスミさんが皆さんの様子を見守りながら声を掛けていきます。グラデーションの刺繍糸は、ステッチになると、何とも言えないニュアンスと立体感が出ます。シンプルでありながら、動きのある楽しさはミスミさんならでは!

皆さんそれぞれ、黙々と作業に集中、しばし静かな時間が流れます。普段から、よく刺繍をされるお客様が、苺の飾りのついたお手製の針ケースを持参されていました。細やかに作られた可愛い苺の飾りに癒されながら、時折ミスミさんより、著書『繕う楽しみ』の中から、ステッチに関連したご紹介など、お話していただきます。ミスミさんの笑顔に場も和んで、ゆったりと時間が流れていきます。

ひと呼吸いれながら、次は、毛糸でポンポンを作ってみます。ティーマットの角にくくりつけてアクセントに。お好きな色の毛糸選びからはじまって、ここでフォークが登場!毛糸をフォークに巻きつけて中心を強く縛ります。縛ったら、フォークから外します。

お好きな色の毛糸を選んで、ぐるぐるぐるぐる。巻きつける時は、中心も強く縛るのがポイントです。はじめての体験に、皆さん力の入れ具合をみながら進めて行きます。

フォークから外した後は、ポンポンをボール状に丸くカットしていきます。中心を強くしっかり結んでいないと、フォークから外した時に両側に広がってしまうため、しっかり結んでいただきます。
ミスミさんが歯切れよくはさみを使って、皆さんのポンポンの仕上げをフォローしてくださいます。可愛いポンポンがところどころにお目見えし、お客様ご自身で、ティーマットの角にくくりつけて仕上げます。

ものを作り上げる時間は、まさにあっという間で、いよいよティータイムです。作業を切り上げ、ミスミさんを囲みながら、淹れたての紅茶とスイーツでほっとひと息。ミスミさんの著書を拝見しながら、皆さまご歓談に。

「秋のスペシャルアフタヌーンティーセット」(4種のスイーツ盛り合わせ)を「アフタヌーンティーブレンド」とともにお楽しみいただきます。スイーツの味わい、特徴などを、店長からご案内します。ミスミさんには、ダージリン、ジャスミン、キームンをブレンドした「ファイブオクロックティー」で、ひと息ついていただきました。

召し上がっていただきながら、よくご自身で刺繍をされるお客様がもうお一人、お手製の針ケースをお持ちで、皆さんで見せていただきました。色味も素敵で、温かみのある仕上がりが素敵です。

ダ―二ング(お繕い)のワークショップも開催されているミスミさん。ご自宅のキッチンで使っていたというクロスを、長年愛用し痛んでしまったという部分を素敵にかがって、繕い方の説明をしてくださいました。今もお気に入りで使い続けておられるそう。

「愛着あるものが素敵に蘇り、お気に入りとして、再び暮らしの中を彩る」
ミスミさんの暮らし方そのものや、大切にされているスピリットまでも垣間見せていただいたワークショップだったように感じます。

ご参加くださった皆さま、ミスミノリコさん、どうもありがとうございました。

いつも、ワークショップのレポートをご覧いただきありがとうございます。

来年の開催は、2月よりスタートします。1月の上旬に、ブランドサイトのNewsでお知らせをさせていただきます。