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作家。kokua factory代表
著書に『できることからはじめています』(文藝春秋)、
『まいにちできること』(PHP)
5月22・23日パタゴニアのオーガニックマーケットに
kokua factoryとして参加
当日、無農薬の野菜がたくさんならびます
y-hirose.com
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朝、あけていた窓から、ウグイスの声が聞こえてきた。
ちかくにある竹林から。
おなじ日、川原に下りたら、つくしを見つけた。
そばには、ちいさな、むらさき色のスミレ。
すこし、はなれた場所では、ネコヤナギがふっくらした花をつけていた。
田んぼに行ったら孵ったばかりのオタマジャクシ。
れんげの花が、かわいい花をつけている。
畑には、菜の花、えんどう豆の花。
海辺の町では、春、植物や生き物がむくむくと動き出す。
ぐんぐん成長しているのが、わかる。
「春がきた」というのが、まわりの生き物たちからつたわってくる。
にぎやかな春。
自分から春を見つけに行かなくても、春がきてくれる。


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八百屋さんやスーパーマーケットの店先に春の野菜、くだものがならぶ。
目にすると「もうすぐ春」と思う。
そう思った日、ジンチョウゲのかおりに気づいたり
ともだちから、コブシの花をわけてもらったりする。
わたしのなかで、春野菜の代表は、空豆。
空豆がたくさんならぶと「春がきた」と思う。
しばらくすると、さくらが咲きはじめる。
町なかでも気をつけていれば、春は見つかる。
ちいさな植えこみ、公園のかたすみ、ご近所の庭、店先、
そして、ともだちからのお裾分け。
自分からさがすと、春はすぐ見つかる。
でも、大きな町の春は、すこしだけ、遠慮がちにやってくる。


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